確率のお話 基本編-5.

基本編-5.


例題)
大地系のカードを1枚と大空系のカードを1枚用意し山札をつくり
よくシャッフルして一番上のカードを1枚ドローします。
大地系のカードをドローする確率はいくつでしょうか?
但し、大空系のカードをドローした時は1回だけやり直す
ことができます。
(やり直しでも大空系のカードをドローした時はそこで終了)


解説)
大地系のカードをドローできるのは2つのパターンのどれか。


  x.初めのドローが大地系のカード


  y.初めのドローが大空系のカードで(かつ)
   やり直しのドローが大地系のカード


この各パターンの確率を個別に出して足します。
(確率の計算は基本的に、「かつ」(複数の条件を全て満たす)は掛け算
「または」「どれか」(複数の条件のどれかを満たす)は足し算。)
大地系のカードと大空系のカードが1枚ずつなので山札は計2枚。


上のパターンxの確率は


  P(x) = 1/2 = 0.500000


になります。


上のパターンyの確率は
初めのドローが大空系のカードの確率


  P(A0) = 1/2 = 0.500000


とやり直しのドローが大地系のカードの確率


  P(B1) = 1/2 = 0.500000


を掛けて


  P(y) = (1/2)*(1/2) = 1/4 = 0.250000


になります。


大地系のカードをドローする確率はxとyの確率を足して


  P(x+y) = (1/2)+(1/4) = 0.750000


となります。


解答)
大地系のカードをドローする確率は「0.750000」。


結論)
やり直せば確率は高くなるけど、
もともと確実でないものは
何度やり直しても確実にはならない。
あとは運まかせ。